2019/10/31 18:47
2年前にnoteに書いた記事です!
幼稚園のお仕事を辞めることにした時の心境です。
”ちゃんと書いておかないと、また同じことを繰り返しそうで、
今回のことをしっかり覚えて頑張れるように。
人生100年かも、あと1日かもわからない日々を生きて行く中で、
私が大切にしたいことがあります。
それは、『あったかい気持ち』でいること。”
毎日いろんな人と出会い、関わることで、嬉しい気持ちも悲しい気持ちも、たくさん生まれてきます。でも、一日を終える時に『あったかい気持ち』がたくさんあったこと。
誰かに愛されていたことに気づけることを大切にしたいです。
社会人になり、幼稚園の先生をはじめて、日々精一杯で、
わたしはいつのまにか悲しい気持ちの渦に飲み込まれてしまいました。
ずっと悲しい気持ちだったわけではなく、子どもたちの大好きな笑顔、できるようになったことで前を向いているつもりでした。
子どもたちとも会いたい。仕事もしたい。大好きなみんなにも会いたい。
お金を使うことで、悲しい気持ちを抑え仕事をこなしていました。
ただ、大切なことはずっと忘れていたみたいです。
迷惑をかけていることを、上司の方にきつく言われ続けることで思い悩んでしまいました。
人間は十人十色でそれぞれいいところがある。とわかっていたはずなのに。
上司の方考えが一番で正解だと思いこんでしまい
自分は上司の方の言う通り、ろくでなしで良くない人だと考えてしまいました。
子どもたちを怖がらせるほど叱れない。
(暗い教室でこっぴどく怒られることが怖く)意見を言えない。
怒られた内容だけがしっかりと聞いていたのに、思い出せず次の日に渡す反省文ができない。
寝ないといけないのに心配で朝になってしまい、常時眠たさが続く。
どうして自分はこんなにできないんだろう。
どんどん自分を傷つけ心を辛い気持ちでいっぱいにしてしまいました。
自分の生きている時間を全部使い消費社会の一部として、仕事をこなし成長し、
それもまた一つの生き方だけれど、自分の大切にしていることを忘れていることにも気づかず、
そんな心を見捨ててしまっていました。
「でも大好きなみんなには会いたい。」
だから辛いけれど仕事に行こう。と頑張っていました。
夜、何が悲しいのかもわからずに泣いて、早朝から、こわさに支配されていた私に、
おまじないのように「大丈夫、大丈夫」と言いってくれる人がいました。
「そんなに辛くていかないといけない仕事ってなんだろうね」と。
生きて行く中で、しんどい思いもこわいこともすることになるけれど、
時に我慢してはいけないこともあることを知りました。
100%を出し続け、仕事をしお金を使って、
そんなことを繰り返していたら大切なことを見失ってしまうことに気がつきました。
お金が少なくても使うものを少なくすれば生きていけるのに。
欲を出しすぎて、成長したい、沢山働いてより多くのお金をもらってみんなに会いたい。
と自分の限界を知らず、
毎晩の過呼吸と涙、怖い夢を沢山見させてしまうほどに自分を追いやってしまって
自分のペースを見つけてあげられなくてごめんねの気持ちでいっぱいでした。
ぴかぴかの太陽 ゆらゆらしてる綺麗なお花 透き通った青空
バスの運転手さんのありがとう 頑張ったねの言葉と気持ち
あったかいご飯 おはようの笑顔 知らない人のどうぞの心
通りすがりの楽しそうな親子 夕陽の赤いのや紫、ピンク
お母さんが妊娠中に作ってくれたクマの人形 大好きな人たちの声
お腹が痛くなるくらい笑ったこと 抱きしめてくれた友達
会いたいよと言ってくれる友達 返ってきたフィルム写真
きっともっと気づいてないだけの『あったかい気持ちが沢山あった』と思います。
そんな気持ちを忘れないように『あったかい気持ち』でいれるように、、。
のんびりゆるく。自分のペースで。
お仕事を急におやすみすることで、沢山ご迷惑をおかけした事、本当に申し訳なかったです。
また、心配してくれた優しい言葉をかけてくれていた人たちに
本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。
最後に、大好きなオードリーへップバーンの言葉。
” I honestly think it’s the thing I like most , to laugh “
わたしは笑うことが一番好きだと心のそこからそう思います。