60代になると、これまでの人生、仕事に子育てに一生懸命に生きてきて、振り返ると、自分に趣味らしい趣味もないし、友人とも疎遠になって、お金や健康のことも心配になり、これからどうしようかと悩みは深くなってしまいます。
内閣府の平成30年(2018年)版高齢社会白書によると、家族や友人との会話の頻度が「ほとんど毎日」の人の主観的な健康状態は、「良い」が90.1%で、「健康状態が良い人」は、ほとんどの人が毎日家族や友人など、誰かしらと会話しているということがわかります。
人生を豊かに健康に暮らしていくのには、「コミュニケーション力」がないと人間関係を失ってしまいます。
豊かなシニア時代のために「コミュニケーション力」をどうすればつけられるか考えていきましょう。
✔️シニアになってなぜコミュニケーションが大切なのかが知りたい
✔️コミュニケーションをつける方法を知りたい
コミニュケーションとは何?
話す=コミニュケーションとは、一方的ではなく、相手との良いキャッチボールができていることで、話すことと、聞くことのバランスが取れている状態のことです。
「孤独が人を不幸にする」という研究はいくつもあります。孤独になると、うつ病や認知症のリスクも増え、アルコール依存の確率が上がります。
人は人との関わりの中で幸福を感じます。孤独にならないように、上手にコミュニケーションをとっていきたいですね。
言葉は人生を左右します
【マザーテレサの言葉】
なぜ言葉が人生に影響を与えるのでしょうか?
「ジョハリの窓」を使って自分の可能性を広げよう!
◉自分の可能性や知らない自分は、他人が多く気付かせてくれます。人は人との関わりの中で成長できます。
ジョハリの窓とは何?
◉サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト (Joseph Luft) とハリ・インガム (Harry Ingham)で、二人のファーストネームを取ってジョハリの窓と呼ばれるようになりました。
◉4つの窓は自分の心を窓に例えています。
自己開示をしていくと、他人からも自分の気づいていないことをおしえてもらい、自分も他人も気づいていない未知の特技や特徴、能力に気づくことがあるというものです。
コミュニケーションをとっていると、自分の新しい発見をしやすくなります。自分のことを聞いてもらったり、相手のこと聞いたりして世界を広げていきましょう。
コミュニケーション力をつける方法
⭐️具体的にコミュニケーションをつける方法を知っていきましょう。
相手に興味や関心を持ちましょう
✅コミュニケーション力をつけるには、相手に対して興味を持つことが重要です。
誰かと話をするときは、趣味や仕事に関心を持って、質問したり話を聞いたりすることで、コミュニケーション力が深まっていきます。
これからは、ますますグローバルな多様性にあふれた時代になっていきます。自分とは全く異なる考え方の人と付き合っていく必要が出てくるでしょう。相手のことを、いったんは受け入れて理解しようと努力することが大切になります。理解できない背景には様々な事情があるものです。事情を理解する想像力が必要ですね。
聞く力を磨きましょう
✅相手の話をよく聞くことも、コミュニケーション力を高めるために重要です。
相手の話に興味を持ち、途中で話を遮らないように注意しましょう。また、相手の話に共感や理解を示すことで、相手との信頼関係が深まります。笑い声と表情を持って、リアクションをするのも良いですね。
対人的能力をつけましょう
✅「コミニュケーション力」の8割は言葉ではなく、眼差し、表情、仕草、姿勢、雰囲気などの「非言語的能力」です。推察力や想像力が豊かになると、相手の気持ちを想像する力がつきます。
自分の考えや意見を相手に伝えることで、自分自身の存在感が増し、自己表現能力も向上します。
コミュニティーに入りましょう
◉子育ても終わり、定年退職の頃になって、仕事から遠ざかると、人との関わりが減ってしまいます。自分から積極的に、人との交流のコミュニティーに入りましょう。
✅今まで、会社などの一定の人間関係だったと思います。これからは同じ趣味のコミュニティに入ることによって利害関係を超えていろいろな世代の、いろいろな職業だった人と話ができます。積極的にコミュニティに入ってさまざまな方と交流してみましょう。
また、自分が培ってきた、知識や経験を活かして、他人を助けたり、社会の役に立つコミニュティに入るのもいいですね。人から感謝させることで、幸せホルモン「セロトニン」「ドーパミン」が出て、元気が出ます。
実際に家から出なくても、SNSで発信してみたり、ZOOMでのオンラインコミュニティーにも参加できます。一歩踏み出してみましょう。
謙虚さを持ちましょう
✅コミュニケーションにおいては、相手の意見や考え方を尊重することが大切です。自分の意見を押し付けたり、相手を否定したりすることは避けましょう。また、自分自身も常に学び続ける姿勢を持つことで、コミュニケーション力が向上します。
「でも」「いや」といった否定ワードがすぐに出てきてしまう人、相手の話を受けいれる前に、自分の話を始めてしまう人は良い印象を与えません。気持ちの良い聞き手になるように心がけましょう。
「相手と話せて嬉しい!」と、ワクワク感を、相手にしっかりと伝えると印象が良いですね。
自分の意思をきちんと話しましょう
話す力を高めるには
- ✔️話す目的を持つこと
- ✔️相手が聞きたいことを話すこと
- ✔️自分の考えをはっきり持つこと
話す前に充分に相手の話に耳を傾けるということが大切です。
相手に安心感や肯定感を与えるうなずきや、共感や感動のリアクションで、反応を伝えましょう。
これからは、「知識」はAIが補ってくれる時代になっていくので、多くの体験を「おもしろく話せる人」になっていきたいですね。
自分の話し方のクセを知りましょう
自分のよく使っている単語、口癖、うなずき方、間の取り方、抑揚、話し方のスピードなどを録音して研究してみるのもいいですね。相手に不快感を与えていないのかを確認しましょう。
シニアになって、幸福度を上げるのが、良好な人間関係になってきます。
人間関係では「コミュニケーション」の力が必要になってきます。
仕事によっては、職場の人以外とは話さなかった、話したけれど、関係がうまくいかなかった、という方もいるでしょう。しかし、人との交流は楽しいもので、自分の世界が広がり充実します。「健康」「幸せ」につながりますので、ゆっくりでもコミニュケーション力をつけていきましょう。😀
参考図書
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今日もほんわかハッピーに!
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